雑記かけうどん

全くもって何かを主張したいわけではない

「帰郷」の「マーポー豆腐」の味が変わっていた話

月日は百代の過客にして 行きかふ年もまた旅人なり

 

 

人間、生きていればこんな松尾芭蕉のような気持ちになることもあるだろう。

私にとって今日がその日だった。

 

福岡市東区某所に「帰郷」という中華料理店がある。

大学時代、サークル終わりによく行っていたが、サークルを辞めてからは全く行かなくなった。

大学3年までサークルに行っていたので、最後に帰郷に行ったのは1年以上前になる。

 

 

ところで、私は麻婆豆腐がかなり好きだ。

非常に好きだ。

特に中華料理店の麻婆豆腐は、店ごとの特色・こだわりが出ており、全く同じ味の麻婆豆腐を出す店は2つと無いだろう。

なので、中華料理店で麻婆豆腐を食べる時にはだいたい写真を撮っておく。

 

 

そして、今日久々に帰郷を訪れて「マーポー豆腐」定食を注文した。

この店は「マーボー(麻婆)」ではなく「マーポー」と表記している。

普段「マーボードウフ」と呼んでいる我々日本人の多くからすると少し異様にも思えるが、「麻婆」をピンイン(中国語の発音記号)で表記すると「mápó」なので、よくよく考えると「マーポー」が正しいようにも思える。

(参考:麻婆豆腐(mápódòufu)のピンイン(発音記号)と読み方: 中国語の発音インフォ

 

そして出てきた「マーポー豆腐」がこれである。

f:id:n_dwu:20190624220916j:plain

「ん?」

と思った私は、おもむろにiPhoneXRを取り出し、カメラロールを遡った。

前述したように、私は麻婆豆腐を食べるときには写真を撮るようにしているので、前に帰郷で食べたときのマーポー豆腐の写真もあるはずだ、と思った。

実際、2年前の写真があった。

これがその写真である。

f:id:n_dwu:20190624221211j:plain

全然別物になっていることがわかるだろうか。

 

そもそも具が変わっている。

2年前のマーポー豆腐は人参、コーン、グリーンピースが入っていたが、今のマーポー豆腐の具はにんにくの芽、小ネギである。

 

具に伴い、味もかなり変わっている。

2年前は野菜から出た甘みが皿全体に広がり、見た目のわりに非常にマイルドな味だったが、今はにんにくの芽が入り、さらにおそらく唐辛子、花山椒の量が増えているため、味に鋭さを増している。

 

すなわち、あの頃のマーポー豆腐は二度と帰ってこないのである。

 

今のマーポー豆腐も美味しかったため、特に「あの頃はよかったな」、とか、思ったわけではない。

 

月日は百代の過客である。

 

というだけである。